＜外出が苦手なうつ病の30代男性の利用者様＞

アパートで独り暮らしをしており、買い物やご家族に会いに行くときは外出しますが、普段はほぼ家で過ごされています。ご家族以外は人と接する機会もほとんどありません。

11月ごろに不安感の訴えがあり、隔週だった訪問回数を毎週に増やしました。

それまでの訪問看護では、趣味のガンダムのプラモデルを一緒に作成していましたが、回数が増えたことを機にほかの活動も提案し、一緒にカードゲームを楽しむようになりました。

カードゲームの場では、表情に変化があり、感情の動きもみられるようになりました。

年が明け、最初の訪問時は、ご本人様から一緒に初詣に行くことを提案され、外出の用意もされていました。

近所の神社へ一緒に行くと、季節を感じながら会話もはずみ、気持ちの変化がうかがえました。

訪問看護では、利用者様の気持ちに寄り添いお話をうかがう中で、利用者様ご自身のやりたいことを引き出すよう努めています。

今後も、利用者様の状態に合わせた支援を行い、安定して地域生活が送れるようサポートさせていただきます。