「それぞれに合った服薬管理」
訪問看護では、入院せず地域での生活が継続できるよう、服薬管理の支援をさせていただいております。
安定して内服が継続できるよう支援させていただいた事例をご紹介します。
<薬を飲み過ぎてしまう統合失調症の60代女性>
単身生活をされていますが、「眠れない」との理由で眠前薬を飲み過ぎてしまい、その後は飲食もできず一日中眠ってしまったり、転倒したりすることを繰り返していました。そのため、薬が足りなくなり、精神状態が不安定になり妄想様言動が著明に見られていました。
訪問時には、過量服薬の危険性を繰り返しお伝えし、様々な内服管理方法を考えました。
また内服薬に対する利用者様の思いをお聞きし、生活リズムに合った服用時間を主治医に相談し、処方変更が行われました。
内服薬はきちんと調整され適切な量の薬が処方されていることを繰り返しお伝えする中で、薬袋に内服薬があるとつい多く飲んでしまったり、まとめて飲まないと効かないとの思いがあると話されたため、内服薬を目につかないところに保管し訪問時に必要分だけセットすることを提案させていただきました。
週3回訪問させていただき、その都度内服薬のセットを行い適切に服用できるよう声掛けを続けており、過量服薬や飲み忘れが少し減ってきています。利用者様からは、「幻聴や怖い夢をみることが減ってきたから、いいかも」との感想が聞かれています。
内服の管理は様々な方法があり、それぞれの利用者様が継続的に内服や管理ができるよう、一緒に考えさせていただきます。
交通アクセス情報
住所: 〒332−0023
埼玉県川口市飯塚1−13−6 岩田屋ビル1階
【電車でお越しの場合】
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川口駅西口より国際興業バス系統[川51]のバスで
「西口通り」下車、徒歩約1分