手芸の出来栄えは…
<統合失調症の40代女性の利用者さんへの関わりについて>
幻聴の症状がある利用者さんのため、訪問時は、その辛さから逃れる対策として、日中の余暇活動で何かできないかと利用者様とよく話し合いを行いました。
会話の中で、「昔はよくかぎ針手芸を行っていた」と聞くことができましたが、始めのうちは「今はもう出来ないかもしれない」と不安を話されていました。
ある日の訪問時に、かぎ針と毛糸を用意して最初の手順だけ調べながら一緒に行うと、徐々に昔の記憶を思い出したのか、するすると手際よく編み始める姿が見られました。
最初はくさり編みから、次は少しレベルアップして長編みを、そしてコースターほどの大きさの作品へ……今では、バスマットほどの大きさの物を作りたいと目標ができました。
形は多少いびつになったとしても、目に見えて形になっていく様に喜びを感じられている様子でした。
さらに、編み物に集中して取り組んでいる間は幻聴が小さくなっていく気がするとも話されており、幻聴への対策方法としても認識できています。
訪問時は一緒に完成を目指して、現在も取り組みを続けています。

交通アクセス情報
住所: 〒332−0023
埼玉県川口市飯塚1−13−6 岩田屋ビル1階
【電車でお越しの場合】
- 川口駅より徒歩8分
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川口駅西口より国際興業バス系統[川51]のバスで
「西口通り」下車、徒歩約1分