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ペプロウ看護論についての勉強会を行いました

「ペプロウ看護論」についての勉強会を開催しましたのでその一部を紹介したいと思います。

ペプロウ(ヒルデガード・エリザベス・ペプロウ)は、アメリカの看護理論家で「精神看護の母」と呼ばれています。「看護とは、患者と看護師間の相互作用による段階的・継続的な人間関係のプロセスである。」として看護師と患者さんとの人間関係に重点を置いています。ペプロウが看護を「プロセス」と表現するのは、看護が連続して行われるものであり、目的に向かって連続的に行われる活動だからです。そして、このプロセスは看護師と患者の共通目標によって方向づけられていきます。

患者ー看護師関係の4つの段階については以下のようになっています。

・方向付け

初めて出会う患者と看護師が患者の抱えている問題を認識して共有し、その解決に向かって歩き始める。

専門職である看護師に援助を求め、看護師はその問題を明らかにしていく段階。

相互に協力関係が生まれ援助関係の形成が始まる。

・同一化

患者は自分のニード(要求)を満たしてくれる人と認め同一化して関係を作ろうとする段階。

不安や気持ちを打ち明け密度の濃い関係を通して問題に対処する能力が持てるようになる。

・開拓利用

看護師の援助などを受けて問題に対処しようと努める段階。

徐々に責任と自信をもって問題に挑戦していく力を得る。一方挫折や不安を経験する段階でもある。

・問題解決

独り立ちする能力を身につけ、目標は新しいものへと変化する。「自立の過程」で患者・看護師関係を解除する段階。

 

 

今回勉強会で学んだことを訪問看護に活用しながら、より利用者さんにとって良いものを提供していけるようにしていきたいと思います。

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