２０２５年５月に入職し、あっという間に半年がたちました。

以前も別の訪問看護に勤務しておりましたが、病気と付き合いながらも「その人らしく地域で暮らせるよう支えたい」という思いから精神科訪問看護にかかわることに決めました。

訪問を通して印象に残っているのは、私に対して拒否的だった利用者様との関わりです。「もう来ないでください」と言われたこともあり、特別な出来事があったわけではないのですが、もしかすると自分の関わり方や雰囲気の中で利用者様が何かを感じ取られたのかもしれません。

その経験をきっかけに自分の利用者様への接し方を見つめなおし「私はあなたの力になりたい」という思いを丁寧に伝えるようにしていきました。すると少しづつ表情が和らぎ、言葉を交わしてくださるようになった時の嬉しさは、今でも心に残っています。

この経験を通して言葉だけではなく、相手が安心して心を開ける空気を作ることの大切さを学びました。利用者様の小さな変化や笑顔に触れるたびに、訪問看護のやりがいを感じることが出来ています。これからも１人１人の思いに寄り添いながら、安心して頼っていただけるような看護を目指していきたいと思います。