「おりがみ製作」
訪問看護では、作業活動を取り入れることがあります。
今回は、おりがみを行ったケースを紹介させていただきます。
<幻聴や妄想がある統合失調症の40代男性の利用者様>
自分で家事等行い、独り暮らしをされています。週に2回はデイケア、週に1回は就労継続支援B型事業所に通所されています。家に居るときはほとんどの時間を布団の上で横になって過ごされており、幻聴や妄想に影響されて辛さを感じています。
訪問時は利用者様の症状や気持ちを傾聴しつつ、少しでも病的体験が気にならないように、また気分転換できるように作業療法や脳トレーニングを行っています。間違い探し、点つなぎ、歌唱、トランプ、体操、散歩、折り紙等、利用者様の希望を聞きながら行っています。
その中でも折り紙を行うことが多く、たくさんの作品ができあがりました。
何を作るかは利用者様が季節等を考えながら題材を挙げ、作っていきました。
作るときはその題材に関係する事柄に関しての話題が広がっていき、訪問員と利用者様で会話が弾みます。
中には難しい物もあり「上手くできるかな」と思うこともあったそうですが、毎回最後までやりきることができたので嬉しかったと言われていました。
また、折り紙を折っている時は病的体験を気にせず、集中して行えたそうです。
これからもいろいろな物にチャレンジして、作品を作っていきたいと言われています。
交通アクセス情報
住所: 〒332−0023
埼玉県川口市飯塚1−13−6 岩田屋ビル1階
【電車でお越しの場合】
- 川口駅より徒歩8分
-
川口駅西口より国際興業バス系統[川51]のバスで
「西口通り」下車、徒歩約1分