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ご家族様と一緒に寄り添うこと

病気の症状により、幻聴や妄想などの病的体験が活発化し、時にはそれが行動となって表れてしまう方がいらっしゃいます。症状とうまく付き合うことができるように支援させていただいた事例をご紹介します。

<幻聴や妄想に基づく行動化がみられるようになった統合失調症の40代男性Aさん>

Aさんは、ご両親と一緒に暮らしています。

幻聴や妄想的発言は以前から聞かれていましたが、訪問看護時以外は症状のことを話すことがなかったため、ご両親にとってはAさんが考えていることを知る機会になっています。

『テレビが観られなくなる』との妄想から、マンション住人のポストに“テレビが見られなくなる”と書いたメモと6万円をポストに入れるという行動化に至りました。たまたまお母様が見つけ回収したため、大事には至りませんでしたが、ご両親は対応に困っておられました。

主治医に報告する一方で訪問回数を週1回から2回に増やし、幻聴や妄想についてご両親とともに傾聴し、お気持ちに寄り添いつつ、幻聴への対応の仕方など問題点をご本人に提示し、どのように対処したらよいかなどを、ご両親へもアドバイスさせていただきました。

上記のような対応を続けていく中で、行動化は少なくなってきています。

訪問看護でAさんの思いをご両親にも共有していただくことが、病気の理解ひいては行動化の回避につながると考えられます。

時には訪問看護が利用者様とご家族様の橋渡しとなり、病状悪化を最小限にとどめながらご家族様の不安も解消するためにサポートさせていただきます。

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